なんちゃって ハイビジョン計画

SONY HDR-HC1

いつも使っている、Sea&Seaのビデオハウジング「VX2000PRO モニター仕様」に小型ハイビジョンカメラを入れてみようと思い、さっそく実行してみました。

2007年12月現在、FX1のハウジングが生産を終了している為、次期、ビデオ&ハウジングをゲットするまでのつなぎと思い計画しました。

まず、ビデオカメラの選定ですが、第一にハウジングに収まる必要があります。そして、撮影した映像の編集、及びデータの保管という事を考えると、テープ記録であるHDV方式が理想です。
あ!それと、LANC端子でリモート操作となるので、SONY製である事です。

計画が失敗した時の事、将来的にきっちりしたビデオ&ハウジングを購入した際に、陸撮用に使用できるもの、費用が安くつく事(これが一番!)で、中古のSONY小型ハイビジョン第1号機である「HDR−HC1」をオークションでゲットしました。

HDR−HC1は1CCD機で最低被写体照度が15ルクスと暗所が苦手な機種ではありますが、ダークバスター2灯でなんとかならないかと期待して...

ビデオカメラが届いてから、ハウジングと、にらめっこしながら思考錯誤の1週間ほどでした。

取付ステーまずは、ビデオカメラの固定方法です。
これが、VX2000PROの取付金具です。

VX2000とHC1では当然カメラ自体の大きさが違います。
よってレンズのセンターが同じになるように、HC1を取付けなくてはなりません。






穴を追加元々のネジ穴から約12mmほど横にドリルで穴をあけました。
これで横方向が中心付近になりました。
HC1はVX2000に比べて小さいので前方に寄せる事もできますが、この位置でもワイド側のケラレが無かったのでこの位置にしました。

この位置にして、後に都合が良い状態だった事がありました。






高さの調整高さ的には、約8mm上げると中心付近となりました。
適当な物
         こんなもの
このような鉄板と、カートをしていた時にシートステーとシートの間に入れるウレタンのスペーサーを削り高さを合わせました。



ネジの加工取付高さが上がった分、カメラの固定ネジの長さが必要になります。
写真の右に写っているのが本来VX2000の固定ネジです。
左のネジはデジカメステーのネジで余っていたものです。
ネジがちょうど7〜8mm延長したところから切ってあります。
そのまま使用できれば最高だったのですが、下の皿の大きさがNGでした。直径が大き過ぎなのと厚みもあり過ぎ、ハウジング本体と干渉してステーが入りません。
そこで左のネジを地道に削り、最終的に真ん中の状態にしました。
おおまかにグラインダーで削りヤスリで修正しました。



アフターこんな感じになりました。
これでHC1のレンズセンターとハウジングのセンターがほぼ目視状態でOKな状態となりました。









HDR−HC1次はHDR−HC1ビデオカメラ側です。

このビデオカメラにした理由の1つにフーカスリングがちゃんとある事がありました。この後にでた、HC3やHC7は最低被写体照度は改善されて暗所には多少強くなってますが、リングが無くボディーの側面に付いたダイヤルで調整をします。

ひょっとしてマニュアルフォーカスにできるかもと期待がありました。
上記、カメラ固定ステーの穴の位置で、ケラレも無く、フォーカスリングの位置も2〜3mm噛みそうだったのです。


クッションテープこの様な、片面が接着テープになったクッションテープをホームセンターで買ってきました。


こんな感じこれをフォーカスリングの幅に4つ切ります。






ぺたぺたぺたぺたとそれを、ペタペタとフォーカスリングの周りに貼り付けます。











フォーカスギヤそこに、VX2000のフォーカスギヤを取付ました。


ワッシャーを挟みフォーカスギヤの継ぎ目に1山分の厚みのワッシャーを入れたら取り付けが安定しました。



そこそこスムーズに動くのでOKでしょう。


ココの遊びが...フォーカスギヤが付いた時点で一旦ステーに取り付けてみると、ビデオの取付をかさ上げした為、位置決めのピンがありません。
ビデオが簡単に手で左右に頭を振ってしまいます。
ハウジングに装着すると、写真の上側方向へはギヤが噛むので動きは規制しますが、矢印方向に動きます。







ストッパーそこで、上記矢印部分の遊びを無くす為、ズームギヤのステーに写真の様なステーとクッションテープでビデオ本体が動かないように規制するものを取付ました。

こんな感じこんな感じになりました。







MIC端子MIC端子にMICケーブルを付けます。
普通に付きます。










LANC端子LANC端子にLANCケーブルを付けます。
これも普通に付きます。










映像端子問題はこの映像端子です。
特殊ケーブルな為、VX2000PROの映像ケーブルが使用できません。
HC1付属のAV接続ケーブルを使用します。









これでビデオ側AV接続ケーブル(写真下)とハウジングのモニターケーブル(写真上)の端子は共にオスオスなので、電気屋さんで中継端子を買ってきました。

こんな感じにこれでなんとか接続できました。







これで、ようやくビデオカメラをハウジングに装着できます。

しかし、ここで問題が発生!
VX2000PROは右のハンドルに、録画のスタート・ストップ、ズームのスイッチがあり、赤外線でその信号を送りハウジング内で受信してLANC端子でコントロールしています。リモコンで動かしているようなものです。
実際ハウジングにHC1を装着したら動く時と動かない時があるのです。動く時もズームがコマ送りの様になります。
VX2000とHC1ではLANC端子の信号に違いがあるのでしょうか?いろいろ考え検証する事、半日!

ふとビデオを並べて気が付きました。

受光部    受光部

リモコンの受信部がVX2000はレンズより上にあり、HC1はレンズの下に隠れるようにありました。

一方、ハウジング側の送信部は当然VX2000に合わせて上に付いています。ちょうど送信、受信部が向かい合う形です。

送信部ハウジング前方の上、矢印の部分に送信部が入っておりました。

止め具基盤がむき出しの送信部は小さなビス2本でハウジングに止まっており、その上から黒いシール上の目隠しをしてあります。



送信部をハウジングから外します。



送信部の移動その送信部をポートの下に置いてチェックしたところ、スムーズにコントロールができる様になりました。

基盤がむき出しとなる為、一応、ビニールで包んでテープで固定してみました。
前からみると前から見るとこんな感じです。






装着イメージこれがVX2000PROに小型ハイビジョンカメラHDR−HC1を入れてみた状態です。
VX2000とHC1では当然、重さ・質量が変わります。
ハウジング内のスペースががらがらなので500gのアンクルウェイトを一緒に入れたら、ほぼ中性浮力が得られました。







ちなみに私はマクロ撮影がメインの為、当初は標準ポートからコンパクトマクロポートに変更しておりましたが、コンパクトマクロポートはワイド側でポートにケラレてしまうので多少ズームをかけないとポートが写り込んでしまいます。被写体の大きさがが15cm位を超えると、かなり距離を置かなければファインダーに入りきらず、そうなるとライトが届かないという事態になります。
これがイヤな為、コンパクトワイドポートに変更しております。これならケラレは無く、ワイド〜テレまでカメラなりの画角で撮影でき気に入っております。しかし、浮力がプラスになりハウジングの外に1kgのウエイトを付けています。
よって今回と合わせて1.5kgのウエイトを付けている感じです。

試し撮り   液晶モニター

これで完成です。

ちゃんと液晶を見ながら撮影できます。
液晶モデルのハウジングなので可能でしたが、ファインダー式のハウジングでは難しいのではないでしょうか。

操作可能なのは
・電源 ON OFF
・録画 START STOP
・電動ズーム
・PHOTO
・オートフォーカス ON OFF
・マニュアルフォーカス
以上です。

ホワイトバランス、アイリス、ゲイン、シャッタースピード、ズームダイアルなどは使用不可。
ホワイトバランスがなんとかなれば良いのですが...




2007年11月
須江にてテスト撮影
ホワイトバランスの調整が出来ないのが非常に辛いですね。
1CCDだしキッチリとライトを当てないと色が出にくいし、当たりすぎるとCMOSだから?か白飛びも激しくする事がありました。
須江の最終ダイビングで、液晶モニターのON・OFFスイッチが軽く回り保持しない状態になり、帰宅後メーカー送りに。
結局、モニターのAssy交換となり、4諭吉が飛んでいきました (>_<)m
ちなみに以前から前兆があったので、今回の改造に起因するトラブルではないと思います。

次回は年末のセブになりますが、「スポットライト」モードで撮影など、いろいろと対策を考えてみます。


2008年7月から
Seatool SVH−A1JPRO
SONY HVR-A1J
を使用しております。


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